子育て世代の貯金はどのくらい?平均はいくらなの?
子育て世代はこれから子供の学費や教育費で何かとお金がかかりますので、貯金や資産形成に興味がわきますよね。投資で増やすべきか、コツコツ貯蓄して貯めていくべきか一度は悩んだことは有ると思います。
そこで、まずは子育て世代の貯蓄額平均を知りたいという人が多いのではないでしょうか。
同世代の平均がわかれば、自分の貯金は平均より多いのか少ないのか把握できますし、目標金額を決める参考にもなります。
そこで今回は、子育て世代の貯金はどれぐらいが平均なのか紹介しますのでぜひ参考にしてください。
子育て世代の貯金額の平均は
日本の貯金額の具体的なデータを知るには、国の調査結果が最も参考になります。
厚生労働省が発表しているデータによると、子育て世代の貯金額の平均は200~300万円程度です。
子育て世代を10代後半から30代と考えた場合の平均値なので幅を持たせています。
あくまで平均なのでもっと少ない人はたくさんいますが、これから子育てをする世代となると少なくとも100万円以上の貯金額がある人が多いということが分かります。
ちょっと平均貯蓄額が少なくない?と感じた人はちゃんと貯蓄ができていると言えますね。全然、貯まっていないという人は、浪費しすぎているので一度見直してみてみましょう。副業などで収入をすぐに増やすことは難しいですが、浪費を減らすことはスキルもいらないので誰にでも簡単にできます。
子育て世代の貯金額の平均を世代別に見ると?
厚生労働省の国民生活基礎調査の概況という調査では世代別の貯金額の平均が出ています。
平成28年のデータでは、29歳以下は約150万円、30~39歳では約400万円が平均だったということです。
20代前半は新入社員として入社したてで、貯金がまだできていない人がたくさんいますので、貯金額の平均も低くなります。しかし30代に入ると安定して貯金できている人が増えてきて、平均貯金額としては大幅に上がって約400万円となります。
20代前半で貯金額が少ない人はまだあせる必要はなさそうです。しかし20代後半になったり、30代に入ってからなかなか思うように貯金できていないとなると、対策を考えたほうがよさそうです。
子供がまだ小さくそこまで費用のかからないのは小学生、中学生のころまでです。それ以上になると学費も高くなり、大学に入学させるとなるとまとまった資金が必要になります。大学に入る直前になって貯金をはじめても間に合いませんので、子供が小さいうちからコツコツと貯金しておくことが大切になります。
同世代の平均を参考に目標額を決めよう
子育て世代は子供の養育費がこれから本格的にかかってくる世代なので、余裕を持てるように計画的に貯金していくことが大切です。
貯金額は友人や会社の同僚にはなかなか聞きづらいものなのです。ぜひ今回ご紹介した同年代の平均値を参考にして貯金の目標を考えるようにしてください。
貯金に関しては、よくみなさんが言うのは生活がギリギリで貯めるお金がないという人が多いです。それは、考え方や身の丈に合っていないお金の使い方をしているからです。例えば、家賃や車の維持費など毎月必ずお金のかかる”固定費”などが言えます。この固定費が多ければ多いほど貯金はできません。
まだ入ってきていない給料を先に使ってしまっているのと同じことだからです。つまり、逆に手取りに入る前に、天引きで自動積立することで無理なく貯金をすることができます。簡単にいうと、年金や学資保険のように使えないように自動で徴収する感じです。
毎月4万円を自動積立すれば、2年で約100万円は貯蓄できますからね。給料日に振り込まれる前に天引きされているので、使いようがありません。はじめから無いお金とすることで無理なく貯めることができます。
まとめ
あなたの貯金額はいかがでしたでしょうか?国の調査結果にはパートやアルバイトといった人も含まれており極端に低くなっています。平均よりも多いからといって安心していてはいけません。
子育て世代といっても年代の幅が広く、いくら貯金があると多いのか少ないのかというのは、中々明確に表すことはできません。正社員での平均年収や平均貯蓄額から明確に表すとするならば、10代であれば200万円、20代であれば500万円、30代であれば1000万円程の貯蓄ができていれば、しっかり貯金ができているといえます。
貯金をしても決してお金が増えることはありません。つい欲望に負け使ってしまい貯金を疎かにしてしまいがちですが、いざという時に無いと困りますので今からでもちゃんと貯金をしていきましょう。
今後、子どもの成長に応じてお金が必要になるから投資などの資産形成を考えている人も多いと思います。投資は資産がある人が行うものであり、初心者が少額で簡単に儲けられることはまずあり得ません。安易に手を出さず、子どものために使うことを考えてあげた方が良いでしょう。