赤ちゃんの衣類に使うと危険?ウタマロ石鹸の成分蛍光増白剤とは?
新生児の赤ちゃんの頃は、よくミルクを吐き戻してしまいスタイ(よだれかけ)をこまめに替えるため洗濯をする毎日ですよね。
幼児期になると、ミルクの吐き戻しに加えて離乳食の食べこぼしやオムツからうんち漏れしてしまい、汚れてしまった洋服や肌着を洗濯することが増え洗濯物がたくさんで大変ですよね。
赤ちゃんの衣類の汚れが落ちない時は、主婦から大人気のウタマロ石鹸を使っている家庭が多いのではないでしょうか?
みなさんはウタマロ石鹸の成分について理解して使用していますか?
この記事では、ウタマロ石鹸の成分で何が危険と言われているのかの解説しています。そして、ウタマロ石鹸の正しい使い方も紹介します。
ウタマロ石鹸は何故赤ちゃんに危険と言われているの?
ウタマロ石鹸は、純石けん分(98%、脂肪酸ナトリウム)・蛍光増白剤の成分で作られています。
主に赤ちゃんの衣類を洗う洗濯洗剤で避けたい成分は、合成界面活性剤・蛍光剤・抗菌剤・漂白剤・着色料・合成香料・防腐剤・保存料・シリコンなどがあります。蛍光増白剤は、蛍光剤と記載している洗濯洗剤もあります。
ウタマロ石鹸には、赤ちゃんの衣類を洗う洗濯洗剤で避けたい成分の中の「蛍光増白剤」が含まれているからです。
蛍光増白剤とは?
・紫外線の光を吸収して生地にあたると青白さの光(蛍光)に変えることができる性質です。(蛍光増白剤を使用して洗濯した衣服に、ブラックライトを当てると青白く光ります)
・人間の肉眼で見ると白いものがより白く見える効果があります。
・白い衣類を、より白く仕上げるために使われる染料の一種です。
・洗濯をくり返しすることによって白く見える効果が薄れてくる。
・蛍光増白剤は、主に洗剤・紙などに含まれて使用されています。
蛍光増白剤が入っていると身体にどんな事が起こるの?
蛍光増白剤を多量に使用すると人体へ対する影響は、発がん性の問題と皮膚の刺激のリスクがあります。皮膚の刺激は、肌がかぶれてしまう・アレルギー症状を引き起こす場合があります。
身体へ対する危険性のリスクがあると、蛍光増白剤が含まれている洗剤は安全性が心配になりますよね。しかし、実際に現在使われいる蛍光増白剤は研究の結果では人体に使用しても問題がないか厳しい試験をして、安全性が確認されたもの使用しています。
安全性が確認されているからといって、人体への影響のリスクは0ではないため蛍光増白剤が含まれている商品は注意して使用しましょう。
人によっては使用する量により、人体に影響する可能性があるとも考えられる意見もあるため、食品衛生法では食器・器具・容器・台所用ふきん・紙ナプキン等に使用しない事、日本薬局方では、ガーゼ・脱脂綿・マスク・包帯等に使用しない事など蛍光増白剤が使用禁止となっています。
家庭で洗濯する時に気を付ける事はある?
家庭で蛍光増白剤入りの洗剤で洗濯する場合は、使用する量に注意しましょう。
多量に使用してしまうと衣類が白くなってしまい元に戻らなくなったり、衣服の本来の色合いを変えてしまう可能性があるため洗濯する時は注意が必要です。使用量は、必要最小限にとどめておきましょう。
特に、淡い色(パステルカラー系、グレー、ベージュなど)の綿・麻・絹・羊毛等の天然繊維を使用した衣服の生地は洗うと、白っぽく変化してしまいます。
ナイロン・ポリエステル・アクリル等の合成繊維を使用した衣服は、化学繊維製品なため蛍光増白剤の影響は受けにくいです。
ウタマロ石鹸は赤ちゃんの衣類を洗うのに使用しても大丈夫なのか?
蛍光増白剤の事がわかったところで、ウタマロ石鹸にも蛍光増白剤が成分として含まれていますが、赤ちゃんの衣類を洗うのに使用してよいのか安全性が気になる方は多いと思います。
ウタマロ石鹸の公式HPでは、ウタマロ石鹸に使用している蛍光増白剤の成分は安全性が確認されているものを使用していると記載されているので、赤ちゃんの衣類を洗う時に使えます。
※ウタマロ石鹸を赤ちゃんに使用する場合は、赤ちゃんの肌は弱く敏感なため様子を見ながら慎重に使用しましょう。
ウタマロ石鹸の正しい使い方
1.汚れが気になる部分に、水分で濡らしてからウタマロ石鹸を塗りましょう。
※衣類全体に、ウタマロ石鹸をつけないようにしましょう。
2.石鹸の色がつくくらい塗り、色が消えるまでしっかりともみ洗いをしましょう。
3.泡を十分に落として、いつもの通常洗濯をしましょう。
(洗濯洗剤はいつも使用しているもので大丈夫です。)
4.赤ちゃんの洋服を洗濯した後、天日干しして乾かしましょう。
蛍光増白剤が洗剤に入っているか判断方法
この記事の内容では、蛍光増白剤は安全性が認められたものを使用しているため人体には影響はないと説明しましたが、蛍光増白剤の成分が気になる方もいると思います。
蛍光増白剤が気になり避けている方は、洗剤の商品に「衣服の繊維のダメージを少なく真っ白に仕上げる」「生地がよみがえる白さに」などとキャッチコピーがついている洗剤は避けましょう。蛍光増白剤が成分として使用されています。
成分の確認する時は、商品のパッケージ裏の成分の欄を見て確認するとよいでしょう。商品によっては蛍光増白剤ではなく蛍光剤と記載している洗濯洗剤があります。(蛍光増白剤と蛍光剤は同じものです。)
まとめ
ウタマロ石鹸に入っている成分蛍光増白剤は、衣類の汚れを綺麗に落としてくれるメリットと衣類の生地によっては色落ちしてしまうデメリットがあります。そして、肌が弱い方は肌荒れしてしまう可能性があるため慎重に使う必要がある事がわかりました。
いままで人気で便利だったため、なんとなくウタマロ石鹸を使用していた方はびっくりしたと思います。これからウタマロ石鹸を使用する際は、ウタマロ石鹸の成分を理解して正しく使用しましょう。
・ウタマロ石鹸は、泥汚れ・ウンチ漏れ・離乳食の食べこぼしのシミ汚れなどの部分専用の洗濯石鹸です。
・衣類全体に、ウタマロ石鹸(固形石鹸タイプ)をつけないようにしましょう。
・衣類の洗濯表示に、蛍光増白剤の入ってない洗剤をご使用くださいなど付記されているのか確認してから洗いましょう。使用する場合は、使用量に注意する事。