妊娠期間中に妊婦さんの生活は、食事・健康に気を配る必要があります。
「高血圧や血糖値が基準値より高くてはいけない」
「体重が増えすぎないようにしないといけない」
「カフェインを摂取しすぎてはいけない」
この記事では、3つ目のカフェインについて妊娠中に知っておきたいコーヒーのカフェインのお話をします。
コーヒーのカフェインの話でわかる事
☑体内に摂取した後のカフェインの持続時間
☑妊娠中のカフェイン適切な摂取量
☑妊婦さんがカフェインが含まれている飲み物がダメな理由
☑カフェインレスについて
(カフェインレス・ノンカフェイン・デカフェ・カフェインフリー)
妊娠中に知っておきたいコーヒーのカフェインのお話
最初に、コーヒーのカフェインの持続時間についてお話をします。
人がコーヒーを飲み摂取したカフェインは体内の血液にはいるとカフェインの効果は2時間~4時間程度継続します。
飲んでから3時間程経過した頃が最大にカフェインの効果の時間帯になります。
そして、5時間~8時間程で効果がほぼゼロになると言われています。
妊娠中はコーヒー好きな人にとっては辛い事実「カフェインの適切な摂取量」
世界保健機関(WHO)が定めている妊婦さんが1日に摂取できるカフェインの摂取量上限は、200㎎~300㎎とされています。
◆カフェインが主に含まれる飲み物と食べ物◆
コーヒー
お茶
紅茶
エナジードリンク
チョコレート
カフェイン量:コーヒー1杯150mlで100~150㎎
1日飲んで良い目安:2~3杯まで(カフェイン摂取上を200㎎/日にした場合)
◆お茶のカフェインの含有量《お茶の種類別》◆
飲料名 | カフェイン濃度 |
玄米茶 | 100mlで10㎎ |
番茶 | 100mlで10㎎ |
煎茶 | 100mlで20㎎ |
ほうじ茶 | 100mlで20㎎ |
抹茶 | 70mlで15㎎ |
玉露 | 100mlで10㎎ |
※カフェインの含有量は浸出する際に、茶葉の量でカフェイン濃度が異なります。
※お茶の商品によってもカフェイン濃度が少しずつ異なります。
◆1日に飲んで良い目安(カフェイン摂取上を200㎎/日にした場合)◆
煎茶:マグカップ2~3杯,500mlのペットボトルは1本程度
ほうじ茶:マグカップ2~3杯,500mlのペットボトルは1本程度
玄米茶:マグカップ2~3杯,500mlのペットボトルは1本程度
番茶:マグカップ2~3杯,500mlのペットボトルは1本程度
抹茶:70mlの小さめの湯飲み2杯
玉露:70mlの小さめの湯飲み1杯
カフェイン量:1杯150mlで50~80㎎
1日に飲んで良い目安:4~6杯まで(カフェイン摂取上を200㎎/日にした場合)
◆エナジードリンクのカフェインの含有量《商品別比較表》◆
飲料名 | カフェイン濃度 |
モンスターエナジー | 100mlで40㎎ |
レッドブルー | 100mlで32~43.2㎎ (サイズによってカフェイン含容量が異なります) |
リポビタンd | 100mlで50㎎ |
エスカップ | 100mlで50㎎ |
◆チョコレートのカフェインの含有量《種類別比較表》◆
商品名 | カフェイン濃度 |
ミルクチョコレート | 100gで20㎎ |
ダークチョコレート | 100gで59㎎ |
ホワイトチョコレート | 100gで5㎎ |
カフェインを過剰摂取してしまうと、母体にいる赤ちゃんへ影響します、
妊娠中にカフェインを過剰摂取してしまうと流産のリスクが高くなる可能性があります。
胎児は成長していくために必要な栄養は、母体の胎盤を通して栄養が送られています。カフェインは、胎盤を通って胎児の血液に入り胎盤の血流を減少させてしまう作用があります。
血流が減少してしまうと血液の循環が悪くなり、お腹の赤ちゃんに酸素や栄養がいかなくなってしまいます。
発達が遅くなるリスク(発育不良)
低出生体重児として生まれて、将来の発育や健康に影響を及ばす可能性があります。
妊娠中は安心なノンカフェインコーヒーがおすすめ
妊娠中は、コーヒー1日1杯なら飲んでも大丈夫ですが、健康上の事を考えると控えたいですよね。
妊娠中は安心なノンカフェインコーヒーがおすすめです。
ノンカフェインコーヒーは、コーヒー好きな方でも味は日常のコーヒーと変わらずコクと香りが楽しめます。
大手のコーヒーチェーン店やコンビニでお馴染みの商品でも、「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」「カフェインフリー」のコーヒーを販売しているので飲むことができます。
妊娠中に代用できるカフェインを控えた飲み物「ノンカフェインの種類」
妊娠中に知っておきたいコーヒーのカフェインのお話で、妊娠中はノンカフェインコーヒーを飲むことをおすすめとお話しました。
ノンカフェインと聞いたことはあると思います。
実際に、コーヒーショップのメニュー表やコーヒーやお茶などのパッケージの商品説明を見てみると…
「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」「カフェインフリー」などの表記が書かれています。
実はすべてカフェインが含まれていない飲み物ではないんです。
それぞれカフェインの所有量に違いがあります。
これから「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」「カフェインフリー」の違いについて説明します。
ノンカフェインは、カフェインを含まない原料を使用した飲み物なため一切カフェインが含まれていません。
ノンカフェイン飲料の代表的な飲み物
麦茶・ハーブティー・ルイボスティー・そば茶・ハト麦茶・コーン茶・タンポポ茶(タンポポコーヒー)
カフェインレスは、微量のカフェインが含まれています。
もともとカフェインが含まれていた飲み物から、カフェインをできる限り除去して減らして作られています。
日本では全国公正取引協議線豪快が定めた規約に準じて、コーヒーのみですがカフェインを90%以上取り除いたコーヒー飲料・レギュラーコーヒー・インスタントコーヒーのみに表記記載が許されています。
※デカフェはフランス語で、「デ」は抜く・脱などの意味です。
カフェインの含有量は、カフェインレスと同様です。
ノンカフェイン⇒カフェインが一切含まれていない飲み物
カフェインレス・デカフェ・カフェインフリー⇒微量のカフェインが含まれている飲み物
コーヒーが飲みたくなった場合は、カフェインレス・デカフェ・カフェインフリーとカフェイン量がおさえられた飲み物を飲みましょう。
妊娠中は安心なノンカフェインコーヒーがおすすめ
妊娠中は、コーヒーが1日2~3杯なら飲んでも大丈夫ですが、健康上の事を考えると控えたいですよね。
妊娠中は安心なノンカフェインコーヒーがおすすめです。
ノンカフェインコーヒーは、コーヒー好きな方でも味は日常のコーヒーと変わらずコクと香りが楽しめます。
今は妊娠中でもコーヒーが飲める時代です!
大手のコーヒーチェーン店やコンビニでお馴染みの商品でも「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」「カフェインフリー」のコーヒーを販売しているので飲むことができます。
大手のコーヒーチェーン店やコンビニでコーヒを購入する際は、是非「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」「カフェインフリー」の飲み物を探してみて下さい。
妊娠中と授乳中もコーヒーを楽しみましょう!
この記事では、授乳中のカフェインとの付き合い方には触れてはいませんが授乳中もカフェインを控えなければいけません。
妊娠中からしっかりとカフェイン摂取量を管理して、コーヒーを飲む習慣のルールを決めるのをおすすめします。
★コーヒーを飲む時間を工夫して自分なりにルールを決めましょう★
例えば…
◆食事の後に1杯
◆おやつの時間に1杯
※ルールを決める時は、短時間で多量に飲まずしっかりと間をあけてからコーヒーを飲む時間に設定しましょう!!
★カフェインの効果がなくなるまでの時間のおさらい★
~カフェインの効果がなくなるまでの時間のおさらい~
☑カフェインの効果は2時間~4時間程度継続
☑飲んでから3時間程経過した頃が最大にカフェインの効果の時間帯
☑5時間~8時間程で効果がほぼゼロになる
健康な赤ちゃんを産むために…妊活中から妊娠中そして授乳中とコーヒーと上手く付き合いストレスのない生活を過ごしましょう。
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